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君に恋して 〜永泉編〜 「神子・・・・・」 あなたを、心からお慕いしております。 そう伝えたい。 そんな事を初めて思ったのは、いつの事でしょう。 ずっと、思いを伝えたいと言う気持ちが、 私の心に、隠されたままでいます。 あなたの笑顔が、私以外の者へ向けられるのを見るだけで、 私の心は、とても痛く・・・苦しくなります。 これを、嫉妬と言うのでしょうか。 こんな醜い私の心を、あなたが望む筈が無い。 私は、あなたから離れるべきなのです。 そう思い、私はあなたに背を向けようとしました。 そんな時・・・・・ 「永泉さん・・・・・」 あなたは、私を呼び止めて下さいました。 あなたは、私に微笑みかけて下さいました。 私は、あなたの御側にいても良いのでしょうか。 迷いはあるけれど・・・けれど、言わせて下さい。 「あなたを心から愛しています・・・・・」 あなたは私の愛の言葉にも、笑顔で答えて下さいました。 【完】 |