12. 宵 −太陽と月−
陽が落ちて、どれくらいの時がたっただろう。
私は夜空を見ながら、そんな事を考えていた・・・・・
「泰明さん・・・?」
そんな私の顔を、お前は不思議そうに覗き込む。
「どうかしたんですか?」
そしてお前は尋ねた。
「なんでもない・・・」
私は、お前の問いにそう答えた。
「なら、いいんです」
お前は、無垢な笑顔で私に笑いかけた。
「お前は・・・」
私は突然と、お前に想いを伝えた。
「お前は、私の太陽だ」
そう・・・お前は、私の太陽。
そして私は、お前に照らされる月。
「だから・・・」
お前が居なければ、私の存在も無いと言う事だ。
「お前の全ては、私が守る」
だからお前は、私の存在を照らし続けてくれ。
私は宵に、想いを告げた・・・・・
【完】
何か・・・無理矢理な話な気もしますが、これでお願い致します。
感想下さいなんて言えませんね。こんな短すぎだと(041211)